外部のドライバーやゲストの方など不特定多数の人が出入りする職場でWアラートを活用する場合、タグを持っていない人の接触事故リスクをどのように減らすかが課題となります。
危険な区域へのフォークリフト侵入を警報することもできますが、現場全体での接触事故リスク低減を考えると作業者にタグを持ってもらう運用をしたいというお客様も多いです。
この課題を解決すべく、新たなオプションとして、WアラートにAIカメラを組み合わせた「Wアラートプラスアイ」をリリースしました。Wアラートのタグを持っていない人が車両に接近した場合でも、車両後方に取り付けたAIカメラが検知します。AIカメラは人とモノを判別でき、人物を検知するとWアラートの検知機に繋いだスピーカーからAIカメラ検知専用音で警報します。
Wアラートのメリットを活かしながら、タグを持っていない人の接触事故リスク低減が可能です。
Wアラートのタグを持っている作業者に対しては、通常のWアラートと同じように検知できます。作業者がタグを持っていれば物陰や死角に隠れていても検知ができますので、死角や物陰の多い現場でも、安心して作業ができます。
また、車両後方にAIカメラを設置しているので、タグを持っていない人が後方から接近した場合でも検知できます。
Wアラートプラスアイを導入することで、死角の多い場所ではWアラートのメリットを生かしながら、工場や倉庫内に入ってくる外部のドライバーやゲストの方はAIカメラで検知するという2段構えの警報が可能になります。外部の方にタグを持たせる運用が難しい現場におすすめのオプションです。
Wアラートプラスアイの特長
AIによる高精度人物検知で「人」だけを警報
Wアラートプラスアイでは車両後方に設置したAIカメラが広範囲(水平方向160°、奥行き10m)を撮影し、車両に接近する人を検知します。AIによる画像認識技術で、人とモノを判別し、人物のみを検知します。SDカードに録画データが記録され、後から確認が可能です。
警報エリアの設定が現地で簡単に行える
警報エリアの設定にパソコンや専用ソフトは不要で、AIボックス内の設定ユニットを操作するだけで簡単に行えます。1回設定すれば、他車両へ警報エリアのコピーが可能です。
導入済みのWアラート検知機へ後付け可能
機器の改造を行わずに、Wアラートプラスアイを後付けしてご使用いただけます。
後付けする場合のAIカメラ検知時の警報音は「内側警報音」となります。検知機とスピーカーのバージョンを更新すればAIカメラ検知専用音に対応可能です。